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技術情報


・WDS ― 極限まで熱を遮る、次世代マイクロポーラス断熱材
WDSは、ドイツの Porextherm Dammstoffe GmbH社(Morgan Advanced Materialsグループ)が開発した、マイクロポーラス構造を持つ高機能断熱材です。従来の断熱材とは異なり、熱の移動を引き起こす3つの主要メカニズム――固体伝導、気体伝導・対流、熱放射――をそれぞれ物理的・化学的に抑制することで、空気よりも低い熱伝導率を実現しています。

・ 熱移動メカニズムの抑制技術
固体伝導の抑制:WDSはヒュームドシリカなどの微細粒子で構成されており、粒子間の接触点を極限まで減らすことで、固体を通じた熱の伝達を最小限に抑えます。
気体伝導・対流の抑制:平均粒径20nm以下の微細孔構造が、空隙内の気体分子の移動を制限し、対流による熱移動をほぼ完全に遮断します。
熱放射の抑制:赤外線放射を抑えるための放射抑制剤が添加されており、高温下でも放射による熱伝達を効果的に抑制します。

・ 高温環境でも安定した性能
WDSは温度依存性が極めて低く、800℃以上の高温下でも熱伝導率の変化がほとんどありません。そのため、断熱材の厚みを薄くできるだけでなく、装置の省エネ化・小型化・軽量化にも大きく貢献します。

グレード

  • WDS®(高機能断熱材)

使用目的

  • 鉄鋼
  • 金属・非鉄
  • 電力
  • 環境プラント
  • 石油化学
  • 建築
  • 家電
  • 工業炉

特長

・WDSの熱伝導抑制メカニズムと性能特性
WDSは、極めて低い熱伝導率を実現するマイクロポーラス断熱材であり、その性能は以下の3つの熱移動メカニズムを物理的に抑制する構造に基づいています。

・固体伝導の抑制
WDSは、粒子径が数十nmのヒュームドシリカを主成分とする成形体で構成されており、粒子間の接触点を極限まで小さくすることで、固体を通じた熱の伝達を大幅に抑制します。

・気体伝導・対流の抑制
平均粒径20nmの微細構造が、空隙内の気体分子の自由な移動を制限し、気体による熱伝導および対流をほぼ完全に遮断します。

・熱放射の抑制
赤外線による熱移動を抑えるために輻射抑制剤が添加されており、高温環境下でも放射による熱伝達を効果的に抑制します。

・これらの複合的な抑制効果により、WDSは高温で使用される無機系断熱材の中で、最も低い熱伝導率を誇ります。800℃を超える環境下でも性能の変化が極めて少なく、長期にわたって安定した断熱効果を維持します。

利点

・WDSは、極めて低い熱伝導率と高温安定性を兼ね備えたマイクロポーラス断熱材であり、以下のような用途において、省エネルギー・装置の軽量化・小型化に大きく貢献します。


・限られたスペースでの断熱
薄型でも高性能な断熱が可能なため、設計自由度が高く、装置のコンパクト化に最適です。
特に、炉壁裏や狭小部位へのバックアップ材として有効です。


・施工性と製品バリエーション
柔軟性のあるパネルタイプ(LambdaFlex)や真空断熱材(Vacupor)など、用途に応じた多様な製品ラインアップを展開。
アルミポリパックやガラスクロス被覆など、表面仕様も選択可能で、現場施工性にも優れています。

用途

♦高効率断熱が求められる産業分野
・鉄鋼、石油化学、アルミ、ガラスなどの高温プロセス設備
・燃料電池(SOFC・MCFC)、二次電池などのエネルギー分野
・自動車、鉄道、船舶などの輸送機器
・電気機器、家電製品の断熱・遮熱部材
・建物・建材分野での省エネ断熱
・医療機器の温度管理用途
・航空宇宙分野での軽量・高断熱部材

製品種類